「さ、すけ…っあ・ぅっ」
「旦那…」
きゅ、きゅと胸の突起を摘みながらゆったりと問い掛ける。ぴくり、と震える体は疲れていてもちゃんと快感を拾っていて、耳を甘噛みすれば更に肩が跳ねた。
「あ…きょ、うは、もう…っん」
「何で?旦那のここは欲しがってるようだけど」
「あ・あぁっ…!」
先ほどまで己がおさまっていたそこに指をいれてくるりと回す。中はきついほどに佐助の指に絡み付いてきて、むしろ慣らされた体は足りないはずだ。快感という快感を嫌というほどに教え込んだのだ、自分はこの体に。
「ほら、指だけでこんなにひくついてる。欲しいんでしょ?こんなに簡単に呑みこんで」
「ひぅうっ!あ・さすけぇ…っ、あ・そこ…ン」
更に指を増やし、バラバラと動かすとたまらないといった風に幸村が首を振る。脚は既に自分から開いており、幸村自身は先ほど放ったのと先走りでべとべとに濡れていた。
本当に、可愛くて仕方ない。
普段は欲など皆無といった風なのに、今は首元や胸、腰や脚の付け根にまで吸われた痕がある。佐助の指を悦んで受け入れ、胸の突起はもうこれ以上ないほどに硬く。
その全身で、幸村は佐助を好きだと伝えてきてくれる。こんなキッチンのテーブルで、恥ずかしくて仕方ないだろうに。カーテンは閉めてあるから心配はないが、こんな明るい電気の下でするのは初めてだ。だからこそ今日はもう、と言ったのだろうが、たった一回で満足できるはずがない。
自分も、そして幸村も。
「あ・ああっ…!さす、け、も…指じゃ、いや……だ…っ」
「欲しいの?」
「ほし…、おまえ、が…ほしい…っい・れて……んぅっ」
ぐちゅぐちゅとかきまわしていた指を一気に引き抜く。そして既に昂ぶっていた己をそこにあてがうが、すぐにはいれない。もっと幸村が泣いて―――啼いてからだ。
入口に先端だけを押し当て、じんわりと広げる。ざわりと中がざわめくのが分かって、一気に押し入れたくなるがどうにか耐えた。
「ほら、旦那…ほしい?」
「あ・あっ…!い、れてくれ佐助、はや・くっ…はやくっ」
少しいれては腰をひくのを繰り返すと、幸村はぼろぼろと涙をこぼした。幸村自身もすでに限界というほどに反り返っていて、口で吸うまでもなく触れただけで一瞬だろうなとぼんやりと考える。
「じゃあ、これが終わっても今日あと三回はさせてくれる?少なくとも」
みち、と僅かに押し進める。コクコク、と幸村が頷くのが分かった。
「あと咥えてほしいな。旦那に」
「するっ…!何でもするから、佐助、もっと…!」
「上にのってくれる?さっきのとは別カウントで」
「のるっのるから…っ」
「じゃあ、最後に」


「……大好きだよ、旦那」

















2008.6/6
現代佐幸はこれくらいしちゃってもいいかなと思います!思います!

拍手ありがとうございました!